ベースにファンデ、チーク、グロス…ある程度のメイク道具さえあれば、メイクは誰にでもできます。ファッションも、雑誌をパラパラとめくって、季節の新作を取り入れれば誰にでも楽しめます。でも、自己流ではなかなか満足のいく結果には結びつかないことがほとんど。雑誌やテレビを参考にするだけでは、自分に置き換えてアレンジしたり、体型に合わせて着こなすことは難しいものですよね。「やっぱりこの服はモデルにしか似合わない」「顔立ちが違うからこのチークは使えない」こんな風に諦めてしまった経験、きっと誰にでもあるはずです。

パーソナルスタイリストとは、「もっと自分を知りたい」「今までの自分を変えてみたい」「笑顔で過ごせる自信がほしい」という方のために、ふだんのメイクやファッションを楽しむ「コツ」を伝える仕事。もともと容姿に恵まれ、選ばれた一部の人を対象にするのではなく、日常を大切に過ごしている方すべてが対象です。 女性にとってメイクは生活の一部。どんな気分の時も、自分と向き合う数分、数十分を過ごさなければなりません。私たちがご提案するメイクは、女優やモデルのように煌びやかなものではなく、一見地味に感じるかもしれません。しかし私たちは、メイクは特別な時にするものではなく、生活の一部であるということを大前提に、人柄や立場、目的、ライフスタイルに見合ったもの、お客様一人ひとりが持っている「特徴」を「長所」に感じてもらえるものをご提案しています。
「可愛らしく見せたい」「かっこよくなりたい」というご希望と、お客様がもともと持っている内面・外見とのバランスをとること。これが私たちのコンセプトです。

そして私たちの一番のやりがいは、顔の悩み、体型の悩みをメイク＆ファッションでカバーすることで、みなさんに元気になっていただくこと。以前パーソナルスタイリング講座プランを受けてくださった60歳代の女性から「みんなに優しくなれた」「心に余裕ができるようになった」という感想をいただいた時の嬉しさは、今でもよく覚えています。
その人その人に合った「ケア」を通して、前を向いてもらうこと。この最終目的に少しでも近づき、みなさんの日常に少しでも笑顔がふえれば、これほど嬉しいことはありません。